皆さん、こんにちは 永見吉規(ながみ よしのり)と申します。
2016年(平成28年)4月に、シーシャ(水タバコ)と紅茶を楽しんでいただく大人のオアシス、シーシャ専門店“moffoom”(モフーム)を渋谷区恵比寿にオープンいたしました。
私について
私は福井県福井市に生まれ、県内の高校を卒業後、建築専門学校に入学すべく上京してきました。卒業後は10年程建築設計事務所に従事し、1998年(平成10年)に個人にて商業建築デザイン事務所を設立しました。順調に軌道に乗っていたものの、リーマンショックを機に業績が不安定に・・・。
そこで本業である設計業を一時休業し、兼ねてから興味のあった飲食業界に飛び込んでみましたが、やはり全くの素人が始めたこともあり、6ヶ月目にして飲食店の経営継続を断念しました。再び本業であった設計業に戻り、同時に土地・建物のトータルコンサルティングができるようにと2012年(平成24年)に不動産取引免許を取得しました。現在では、飲食店経営の経験を生かし、商業系建物へのテナント誘致、内装設計から開業までをワンストップで行える不動産コンサルテング業と、シーシャ専門店の経営を展開しております。
飲食店での辛い経験
商業建築空間デザイン事務所を開業し生計を立てていたものの、リーマンショックを機に業績の浮き沈みが顕著となっていきました。
先行きに不安を感じ、これからどのように展開していこうか模索していたところ、取引先が運営している飲食店(クレープカフェ)オーナーよりお店の運営をしてみないかと声が掛かり、今すぐ取り掛かれる新しい仕事もなく、元々飲食店経営にも興味があったため、これを引き受けることにしました
運営する条件の営業保証金を預け、いざ始めてみるとオーナーが言っていたようには売上が上がらず、一から仕入れやメニューの見直しを不眠不休で行い(しかも我流)、引き受けてから3ヶ月後から少しずつ採算が合うようになってきたものの、3ヶ月間の赤字の穴埋めをしているだけで自転車操業の状況が続きました。
店内の雰囲気も過ごし易く手作りで改良を重ね、また新しいメニュー開発も真面目に取り組めばお客様にもしっかり伝わり、それに比例して少しずつ売上は上がっていきました。しかしながら、フルサービスで提供していたことによる過剰な人件費、調理をする手間や仕入れ等ランニングコストの増加が経営を圧迫し、6ヶ月目足らずにして他オーナーに店舗を譲渡し、経営の継続を断念するに至るという苦い経験をしました。
シーシャ(水タバコ)との出会い
素人が飲食店の経営をするものではない・・・と、肉体的にも精神的にも金銭的にも疲れ果てた頃、ふらっと立ち寄った広尾のバー。
疲れ果てた私を見かねてくれたのかイラン出身のオーナーが気分転換にと薦めてくれたのがシーシャでした。
最初に吸ったフレーバーはワイルドマンゴー。一口吸うとマンゴー味のフルーティーで甘い香りが体に充満するのと同時に溜まっていた疲れが抜けていくのを感じました。
バーオーナーと仲良くなり、いろいろ話を聞いていくと、シーシャを作る人、フレーバーのミックスの仕方や使う器具によって味に無限大の変化があり、単体のフレーバーも世界で数百種類あるとか。
シーシャは何とも奥が深い!と感銘を受けました。それ以来、シーシャが持つ“無限な広がり”と、シーシャがもたらす“癒し”と“安らぎ”の虜になっていきました。
その後も何度もイラン人オーナーのバーに通うようになり、シーシャを通してオーナーやバーのお客様と親しくなり、また励まされ、気づいた時には、飲食店の経営で負った心のキズはいつの間にかすっかり癒えていました。
そのバー以外に都内のシーシャ専門店に行くようになり、また店員さんと親しくなり、そこに居合わせたお客様との交流もあり、シーシャによって自然とコミュニティが生まれることを知り、“いつしか自分も他の人たちを癒せるようなシーシャ店を持ちたい!”と強く考えるようになりました。
シーシャを通してストレス社会を生きる大人達に癒しと安らぎを与え、そこからできたコミュニティによって元気ももらえる、そんなシーシャが持つ様々な魅力をたくさんの人たちに知って頂きたい!そんな想いから、今回の店舗をオープンするに至りました。
当店のコンセプト
当店moffoomのコンセプトは“上質な大人のオアシス”
moffoomは疲れた大人の癒しの場と共に、シーシャを通して知り合った人たちやシーシャ愛好家のコミュニケーションの場でもありたいと考えております。
店舗内装インテリアは、これまで長年培ってきた建築・インテリア設計業の経験を生かし、恵比寿に訪れる意識の高い洗練された大人たちが求める空間作りと接客にもこだわり、上質な大人のオアシスを実現して参ります。
皆さまどうぞ宜しくお願い致します。